SDGsソリューションを行うコンサルティングサービスを紹介

2022/09/06 宮崎 美妃
SDGsソリューションを行うコンサルティングサービスを紹介

近年、SDGsの取り組みを行っている企業が増えています。とはいえ、いざ自社でSDGsを取り入れた活動を開始する場合、内容や流れが理解できないと行動に移しにくいものです。

この場合、SDGsソリューションを行うコンサルティング会社に相談してみることが近道かもしれません。企業の規模や業務内容を考慮した最適なプランを提供してくれます。

この記事では、SDGsを導入するメリットやコンサルティングサービスの主な流れを解説します。

CONTENTS

SDGsとは?

SDGs17の目標
SDGs17の目標

出典:SDGsって何だろう?|公益財団法人 日本ユニセフ協会

SDGsとは、「Sastainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略です。2015年に国連サミットで採択され、「誰ひとり取り残さない」という理念を掲げています。

経済・社会・環境の面で世界が抱えるさまざまな問題を、2030年までに達成することを目標として、17のゴールと169のターゲットから構成されています。

目標を達成させるためには、地球上に住む一人ひとりができることから始め、関心を高めることが重要です。

企業で取り組む際には多くのメリットがありますが、当然ながらデメリットも存在します。

デメリットを感じないためには、SDGsの取り組みについて知識のある専門家に相談して進めることが成功のポイントといえます。

ソリューションとコンサルティングの意味

「ソリューション」と「コンサルティング」の言葉の意味を説明します。

「ソリューション」とは、企業の課題や問題をさまざまな方法(システム・ノウハウ・人材など)で解決することを指す言葉です。

また、課題を解決するためのシステムそのものを指す場合もあり、何のサービスなのか分かりやすくするために使用されます。

「コンサルティング」とは、顧客の相談に乗り、数ある選択肢から最適な選択を提供することを指します。

企業がSDGsを導入する3つのメリット

SDGsの取り組みは、環境や社会の問題解決に向けた活動ではありますが、企業が自社のイメージアップや売上の向上に活かすことも可能です。

企業がSDGsを導入するメリットは大きく分けると、下記の3つの項目があります。

  • 経済面に関して
  • 環境面に関して
  • 社会や人に関して

SDGsの内容によってはすぐに始められることもありますので、積極的に取り組んでいきましょう。それぞれについて解説します。

経済面に関して

SDGsに取り組む企業の経済面でのメリットは、以下のとおりです。

メリット内容
売上や利益の向上環境問題や社会問題に取り組む姿勢がステークホルダーに好印象を与え、企業のイメージが向上する。それにより、自社の商品やサービスにも注目され、売上や利益の向上が期待できる。
コストの削減環境問題への取り組みの一環として、省エネなどを行うことでコストの削減につながる。

環境面に関して

SDGsに取り組む企業の環境面でのメリットは、以下のとおりです。

メリット内容
エネルギーの削減電気やガス、水も含めた使用量を削減することで、省エネにつながり環境に配慮できる。
資源の削減・再利用意識的に取り組むことで資源を大切にでき、環境への配慮につながる。
温室効果ガス排出の削減二酸化炭素・メタンガス・フロンガスなど温室効果ガスの排出を削減することで、温暖化など環境に配慮できる。

社会や人に関して

SDGsに取り組む企業の環境面でのメリットは、以下のとおりです。

メリット内容
企業の信頼度の向上環境問題や社会問題に取り組む姿勢がステークホルダーに好印象を与え、企業のイメージが向上する。
社員のモチベーション向上会社に対する満足度が高まり、仕事へのモチベーションも向上し、社員のやる気も変化する。
人材の確保若い世代はSDGsの教育を受けているため関心が高く、人材採用の面でも有利である。働きがいがあり、同じ目的をもって働く仲間同士がいるなど、離職率の低下にもつながる。

SDGs導入サポートの流れ

当社では、国連グローバルコンパクトが発表したSDGsの企業行動方針「SDGs Compass」をもとに、SDGs導入へのサポートを行っています。

SDGs導入サポートの主な流れは、以下のとおりです。

  1. 【STEP1】SDGsの理解
  2. 【STEP2】優先課題の決定
  3. 【STEP3】目標を設定
  4. 【STEP4】経営へ統合
  5. 【STEP5】報告とコミュニケーション

それぞれの内容について、詳しくみていきましょう。

【STEP1】SDGsの理解

まずは、SDGsとはどういうもので、なぜ取り組むのかなど意味を理解することが重要です。

SDGsを知るためには、資料や動画を見る以外にも、研修会やセミナーなどに参加して学ぶ方法があります。

SDGsが目指すゴールやターゲットも知ることで、意識が高まり自社で取り組む際のイメージがしやすくなるでしょう。

【STEP2】優先課題の決定

自社の状況を把握するために調査や分析をし、優先的に行う課題を決定します。

まずは、SDGsの数ある項目から、自社で取り組めそうなものをピックアップしていきます。その中から、自社が優先して取り組むべき課題と、貢献度が高い課題を照らし合わせて優先課題を決定しましょう。

【STEP3】目標を設定

STEP2の課題に対して、自社から見た状況と世界から見た状況を照らし合わせ、実際に取り組む目標を設定していきます。

経済・環境・社会の3分野を「トリプルライン」といい、これを網羅する目標が望ましいとされています。

目標を設定する際には、KPIの設定も行うようにしましょう。KPI(主要業績評価指標)とは、目標の達成に向けた進捗度の指標であり、目標の期限や状況の測定がしやすくなります。

また、SDGコンパスでは「アウトサイド・イン・アプローチ」が推奨されています。「アウトサイド・イン・アプローチ」とは、世界と社会のニーズから自社で取り組みが可能な意欲的な目標を設定する方法です。

高い目標を設定することができるため、達成に向けて業務を根本から見直すなど大きな効果が期待できるでしょう。

【STEP4】経営へ統合

設定した目標の達成に向けて、事業に反映させSDGsの達成を目指します。目標の達成に向けて行動の見直しを行うなど、社内全体で情報を共有し課題に取り組んでいきます。

自社だけでは解決できない場合は、他の企業や行政などとパートナーシップを組むことも有効な手段です。

パートナーシップを組むことで、達成できる目標が見つかることがあります。自社だけの取り組みに縛られず、視野を広げて考えてみるのもいいかもしれません。

【STEP5】報告とコミュニケーション

SDGsの報告までが求められており、実践だけではありません。報告する内容としては、優先課題の設定理由や課題の目標、それに対する進捗状況や戦略などがあります。

報告する方法は、報告書や広報・自社サイトなどのツールを活用して、社内および社外に発信します。

SDGsサポートステップ
SDGsサポートステップ

※STEP2~5を定期的に確認し、必要に応じて修正を行います。

SDGsコンサルティングの相談をしてみよう

SDGsの活動が企業の経営においてプラスに働くことを解説しましたが、「専門的なことでどうしたらいいのかよく分からない」という方もいるのではないでしょうか。

その場合は、SDGsコンサルティングを専門に行っている会社に相談するとスムーズに取り組めます。

当社では、各国が取り組んでるSDGsの活動を知ることができる無料事例集や、メルマガの配信サービスを行っています。興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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ーこの記事を書いた人ー

宮崎美妃

マーケティング事業部

宮崎 美妃

(MIKI MIYAZAKI)

1992年生まれ。群馬県出身。

大学卒業後、東証一部上場の大手食品メーカーに就職。入社後は人事として採用業務一筋。

若いメンバーが多いエネルギッシュな環境で、もう少し幅広い業務を経験したいという思いから転職活動を行い、砺にジョイン。

前職の経験を活かした採用業務に加え、経理・労務・広報の全般を担当する。

コロナ禍で地元の群馬にもどり、完全テレワークを実現。それをきっかけに、管理部門としての業務を整理し、現在はマーケティング活動を主軸とする。自社およびクライアントの顧客獲得施策を担当(セールスライティング、クライアントインタビュー等)

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